気分がいい日。
気分がいい日って不思議だ。
いいことはあったけど、特別だったわけじゃない。
先輩とか課長とたくさん話せたとか、電車で座れたとか、天気がいいとか、あげた誕プレを弟がよろこんでくれたとか。そんな日常にある小さな幸せ。
あとは今日で営業でのローテーションもほとんど終わりで、明日で2ヶ月に渡る研修がすべて終わることもあるかもしれない。いや、きっとそれも大きい。
まだ終わったわけじゃないけれど。
それでもなんだか気分が晴れやかだ。
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よく思うのは、弊社は本当に素敵な人が多い。
みんな優しいし、面白かったりもする。
私もそんな人だと思われているだろうか。
少なくとも自分ではそれなりに良い後輩なのではないかと言う自負があるが、そう思っているときは大抵そうでもなかったりするから気が抜けない。
来週頭には配属が決まる。
本格的に仕事が始まる。
"ここまで焦らされたのだ、早く発表してほしい。"
そんな気持ちと、
"ずっと研修と言う責任のない立場でたくさんの人と関わっていたい"
そんな気持ちが混ざり合っている。
本当に嫌だと思っていた同期も、もうすぐ終わると思うと気にならなくなってきた。
もう少し、もう少しで何かが変わるのだろう。
そんな不安定な環境での感情の一欠片。
いいところと悪いところ。
昨日はひとり暮らしの辛さを実感した。
原因不明の吐き気と息苦しさに魘されたのである。
何を口に入れても戻ってくるし、少し落ち着いたからとご飯を食べようにも体がだるくて動かせない。
なにせ食べ物も自分で作らなければならないのである。
本当に辛いときもベッドで一人収まるのを待つしかなかった。
水も家になかったので向かいにある自動販売機に買いに行ったが、それだけで倒れそうになった。
本当につらい。未だ完治はしていない。早く治ってくれと切に願う。
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それに関連して、朝から嫌な出来事があった。
今日同行した先輩から朝礼に参加するように軽く小言を言われてしまったのだ。
朝礼がある事自体は把握していたが、必ず参加しろとまでは言われていなかったため、納得がいかない気持ちである。
前日休んでいたにもかかわらず、そういった心配りは特にないのだろうか、と思ってしまったのは私の傲慢なのだろう。
また、今日も未だ調子が悪かったため、正直助手席ではなく後部座席に座りたかったが、同期からは助手席に座るように促された。
体調が本調子ではないことは伝えていたにもかかわらず、後部座席に座らせてくれないのか、と考えてしまうのも私の傲慢だろうか。
そんな調子で朝はすこぶる気分が悪かった。
同行した先輩は良くも悪くも態度がはっきりした人だ。
だからこそ、「何なんだこいつ」と思ったが、今日はその先輩の良さや尊敬できるところも見つけることができた。
例えば、ある程度筋の通った考え方をすること。
私達にわかりやすいように解説をしてくれること。
様々な経験をしてきたこと。
人にはやっぱりいいところと悪いところがあるのだろう。
ただそれは私から見て、という話だ。
私にとっていいところが多い人と、悪いところが多い人がいるのだろう。
まぁ要するに何が言いたいのかというと、今日もとても充実したということだ。
あ、でも『〇〇さんってよくディスるよね(笑)』と言われたことだけは反省しようと思った。
私からしてみたら地元のようなものでも傍から見たら私の出身地以外は私に全然関係のない場所なのである。気をつけよう。
恐れていたほど社会人って悪いもんじゃない。
今週はまた違う課でのローテーションを行っている。
月曜からだったので3日目だ。
今の課は車で先輩に同行して現場に行くことが主な仕事である。
正直すごく楽しい。
私がストレスに感じていた相方とも離れることができるし、車の移動中に先輩と話すこともできる。
現場の人にも会うことができて、雰囲気を感じることができて、本当に素敵な仕事である。
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今日はさらに、他の同期と一緒に帰ることもできた。
しかも2組。
その中で、入社当初仲良くなれるか不安だった同期がいる。
しかし、彼は「すべてのストレスの元は人間関係だ」という本を読んだらしく、人間関係を構築するのを避けていたけれど、
その続編で「すべての幸福の元も人間関係だ」という本を読み、考えを改めたようだった。
なんと面白い人だ。
それにみんなの関係を取り持とうとたくさん話をしてくれた。
私は今相方の同期と距離をおいている状態であるが、その話もできてちゃんと聞いてくれた。
やっぱり人と話すのは楽しい。
その人のことを知って、私のことを知ってもらうのがすごく嬉しい。
新しい出会いが多いからこそ、新鮮な会話ができるのが本当に刺激的で幸せだと感じる。
5月病なんて言葉もあるが、どうやら私は感じなくてもいいようだ。
合わない人もいる。たしかに、明確にいる。
しかし、彼の良いところも認識し、しっかりと認めた上でそういう人だと客観的に認識しよう。
そして、自分の好きな人たちとの関係を構築していけたらいいと思った。
なんだか今日は楽しかったなぁ。
明日はもっといい日になるよね、ハム太郎🐹
あーーーー。
もうイライラする。
なんでだろ。
生理は終わったからPMSじゃないはずなのに。
オンラインの取材の議事録をとるときに
相手の画面と音が全く聞こえなくて
パーテーション越しの同期のPCから聞こえる聞きづらい音をきいていたとか
応接室だったから他の雑音がひどかったとか
それくらいのはずなのに。
なんでこんなにもイライラしてるんだろう。
おかしいな。
でも本当にイライラしてる。
その他のいろんなちょっとしたことにも苛立つくらいに。
自分の負の感情を制御できるようになりたい。
でもこんな状況だったのはわかってほしい。
自分が100%悪いわけじゃなかったんだよって
できない子じゃないんだよって
どうしてだろうなぁ
ほんとに不思議。
あーあ、あと一日。
明日は楽しみなランチもあるのに。
ままならないなぁ。
帰ったら焼き鳥でも買ってラーメン食べて酒飲んで寝よ。
あー腹が立つ。
初めてのことだらけ。
新人は初めての事だらけだ。
慣れたことといえば毎日の打刻と日報くらいか。
特に私達は異例なようで、2週間毎に働く場所が変わるため、毎日違うことが起こる。
昨日は特にそれが多かった。
普段一緒にいられない課長とずっと同じ行動を取り、初めて現場に向かった。
知らないことを知ることはとてもたのしい。
そこで学ぶこともある。
必ずしもそれはすごいと思えることばかりではないし、大人は子どもであるし、社会はきたないと思う。
社会のきたなさについてはいつか考えをまとめて書いておきたいと思っているが、そういうことを知ることも学びなのだと思う。
そんな初めてたちをどう扱うかが、新人と言われる人たちの最大のミッションなのではないかと思うのだ。
つらくても楽しくても。
すごい。すごい。
「社会人って大したことない。」
この前同期と飲んだときに話したことだ。
そして、「社会人ってすごい。」
今日はそう思った。
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今日は朝からイヤホンを忘れ、部屋に取りに帰ってヘッドホンのコードと間違え、また部屋に帰って昨日作り置きした弁当箱を忘れたことを電車で気づいた。
朝から気分が良くない。雨だし。
しかし、今日はとても有意義な1日だった。
今自分がいる部門のことをたくさん知ることができた。
部門の人とたくさん話すことができた。
部門以外の人とも関わることができた。
勇気を出して自分から先輩にご飯に誘うことができた。
本当に良い一日だった。
そして、その中で何より良かったのは社会人の先輩方の姿を間近で見ることができたことだ。
2年目の先輩が昨年提案した内容が、現実の形となって目の前にあったのだ。
もちろん、ここに至るまでにはその先輩一人だけでなく多くの人が関わり合って詰めてきたものであることは間違いないだろう。
しかし、1年目だった先輩が自分で提案し、ここまで作りあげ形作るのにどれほど苦労をしたことだろう。
どんなことを考えて、どんなふうに悩んで、ここまで来たのだろう。
本当にすごいことだと思った。
半年後に自分ができるかと言われれば、そんな自信はない。
でも、何百万・何千万というお金を動かして、大きな組織を動かして、実現させようとしている。
おそらく23、4歳の先輩が、である。
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私は、この現実を目の当たりにしてすごくドキドキした。
自分が目指すべき業界を見つけたときのように。
自分には何ができるだろうか。
先輩のようになにかを変える人間になれるだろうか。
自分に何ができるか、できるようになるか、今から楽しみだ。
今日先輩をご飯に誘ったことだって、大学入学時点の私では確実にできなかった。
きっともっといろいろなことができるようになると信じている。
そのための努力もしよう。
そんなことを考えていたら薄っぺらい自販機を見つけて、少し笑った。
今日はいい日だ。雨も上がった。